記者会見で新体制を発表する木村議長(左)と豊田指名委員会委員長

独裁経営を成長をけん引してきたゴーン体制から、3人による集団指導体制に移行することについては「困難を乗り越えて世界をリードする時に多様性のあるリーダーシップが望ましい」(豊田社外取締役)と判断した。3人の共通点として国際人で、アライアンスとスピードを重視していることを挙げる。

内田氏は現在、中国の合弁会社である東風汽車の総裁、グプタ氏は三菱自のCOOを務めることから、今後、東風汽車、三菱自それぞれの企業の了承を得てから正式な手続きに入る。1月までに臨時株主総会を開いて、3人を取締役に選任する。西川氏辞任後、CEO代行を務めている山内康裕氏の処遇は今後、検討する。