日産自動車が9月27日に発表した2019年8月のグローバル販売台数は、前年同期比3.7%減の42万6748台と12カ月連続マイナスだった。

販売低迷が続いていた米国が3カ月ぶりにプラスに転じたものの、「キャシュカイ」やモデル末期だった「ジューク」の販売が落ち込んだ欧州が同34.8%減、「ヴァーサ」の販売が低調だったメキシコが同13・8%減と大幅に減少した。

海外販売は同3.9%減の38万5001台だった。ただ、全体需要が低調な中国は、依然として堅調に推移しており、8月としては過去最高となる12万9659台だった。エクストレイルの販売が全体をけん引したという。

グローバル生産は、同8.6%減の40万6637台と、9カ月連続マイナスとなった。国内生産はノートの減産などで同7.5%減の5万9883台だった。米国はタイタンの在庫調整などで同6.2%減の7万409台となり、メキシコもセントラやヴァーサが落ち込み、同21.7%の大幅マイナスとなった。