新型車はデザインと実用性を両立するため、バックウインドウ下端を後退させてDピラーを寝かせることで、後席の居住性とスポーティなキャビンに仕上げたという。サイドビューは黒い樹脂部品で下半分を隠し、ボディをスリムに見せるとともに、リアビューはキャビンからリアフェンダーを張り出し、「くびれ」形状にすることでスポーティにしたという。

パワートレーンは2リッター直列4気筒ガソリンエンジン「スカイアクティブ-G 2.0」1.8リッター直列4気筒直噴クリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D 1.8」と、独自の燃焼方式「火花点火制御圧縮着火」によって低燃費にした2リッター新世代ガソリンエンジン「スカイアクティブ-X 2.0」の3種類を設定する。

4WDシステム「i-アクティブAWD」は、G-ベクタリングコントロールとの協調制御によってニュートナルなコーナーリング性能を実現する。4WD車には新開発の「オフロード・トラクション・アシスト」を採用し、悪路からスムーズな脱出を実現するほか、さまざまな路面環境で安全で安心な走行を支援する。

インテリアでは、コックピットをドライバー中心に表示機器や操作スイッチを左右対称に配置した。前席は広く確保するとともに、幅広のセンターアームレスト・ドアアームレストを採用、快適な着座姿勢をとることができる。後席は前席との距離を長めにとり、着座位置の高さと、フロア高を調整することで、頭上空間を確保した。