道路インフラシステム導入による車両挙動変化のシミュレーション結果例

https://www.oki.com/jp/press/2019/09/z19034.html

沖電気工業(OKI)は、自動運転車の走行を路側センサーや路車間通信で支援する道路インフラシステムの設置場所と、その効果を測定できるシミュレーション技術を開発したと発表した。

今回開発した技術によって高速道路などの自動運転車の合流地点で、実道路に設置する道路インフラシステムの導入効果を事前に確認できる。交通流、道路環境、路側センサーの検知性能や、路車間通信装置の通信性能など、さまざまな条件に応じて、設置環境に適した設備の構築を検証できる。

自動運転車が高速道路などで合流する場合、本線側を走行する車両の位置、速度などを把握できず、合流のタイミングが難しい。円滑な合流を実現するためには、本線車両の情報を提供するシステムが求められており、その際の道路インフラシステムの設置条件の検討、効果測定、運用の検証が課題だった。

開発したシミュレーション技術では、自動運転車や混在する一般車の制御モデル、各種道路の上限・下限速度、路車間通信の路側機設置条件、路側センサーの設置条件などを検証できる。

同社では、今回開発したシミュレーション技術の検証結果を踏まえてフィールドでの検証を重ねていく方針。