神戸製鋼所は、加古川製鉄所で建設を進めてきた2基目の脱りん炉が稼働したと発表した。これによって同社が注力する自動車向けの超ハイテン(高張力鋼板)、特殊鋼線材など、高い品質が要求される高級鋼を効率的に製造することが可能となり、年間20億円強のコストダウンが図れる見通し。溶銑処理は、高い清浄度が要求される高品質な鋼材を製造するための工程。これまで1基…