警視庁が道路交通の取り締まりに自動二輪を導入したのは、今から100年近くも前になる。当時は車体が赤く塗られていたことから、白バイではなく「赤バイ」だった◆高度成長の過程で自動車の生産と国内販売は右肩上がりで増加したものの、当時のブレーキやタイヤの性能、衝突安全性、そして道路インフラの低水準もあり、保有増に比例して交通事故も増加の一途を辿った◆19…