小泉元首相が見直しに意欲を示してから足かけ8年。道路特定財源問題は迷走や先送りを延々と重ねてきた。理由の一つは“真に必要な道路”の議論がいっこうに深まらないことにある。造る側と使う側、中央と地方…それぞれの立場と利害が錯綜し、一致点が見いだせない。税制連載の第八弾は、中期整備計画や交通需要推計の見直し作業が水面下で進む「道路整備」を取り上げる。国…