福島第1原発の事故対策は一進一退で予断をゆるさない状況が続く。燃料棒の溶融による放射能漏れの影響が広がり、風評被害も深刻化している◆事故直後には半径30キロ圏内の緊急物資輸送の停滞が起こり、その後は各地の水道水汚染、被災地域の農作物に大きな影響をおよぼした。さらには自動車を始めとする災害廃棄物の処理を拒否するケースも生じているという◆根拠の無い情…