鞍ケ池公園で練習走行する勝田選手のGRヤリスラリー1(6日午前)

 世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリージャパン2025」が6日、愛知県豊田市で開幕した。最上位クラス「ラリー1」にはトヨタ自動車と韓国ヒョンデ、米フォードが参戦する。今大会では市街地に競技区間(スペシャルステージ、SS)が新設されるなど、より身近に世界最高峰のラリーが感じられる工夫を凝らしている。愛知県と岐阜県を舞台としたラリージャパンは今年で4年目。競技は9日までの4日間にわたり開かれる。走行距離はSSと移動区間「リエゾン」を合わせた全923㌔㍍。SS総数は11カ所20本で、SSの合計距離は約300㌔㍍に及ぶ。

 トヨタはトヨタガズーレーシングワールドラリーチームが5台のラリー1マシン「GRヤリスラリー1」を走らせる。ラリー1で唯一の日本人ドライバー、勝田貴元選手は2022年のラリージャパンで3位表彰台に立ち、今回は優勝を目指す。

 大会初日となる6日には鞍ケ池公園(愛知県豊田市)で最初のSS1を実施。夕方には名鉄豊田市駅前でオープニングセレモニーが行われ、イルミネーションが輝く駅前の道路をラリーカーがパレードした。