ルノー・ジャポン(大極司社長、横浜市西区)は10月2日、コンパクトカー「ルーテシア」を一部改良して9日に発売すると発表した。外観デザインを刷新するとともに、ガソリン車を廃止し、ハイブリッド車(HV)のみとした。併せてグレード体系は、高性能ブランド「アルピーヌ」をイメージした内外装を採用した「エスプリ・アルピーヌ」のみとする。

改良モデルは、フランスでは2023年4月に発表していた。ヘッドランプやグリルなどフロントを中心にデザインを刷新。リアもテールランプやバンパーを変更した。エスプリ・アルピーヌは、専用エンブレムや専用17インチアルミホイール、バイオスキンとファブリック素材を用いた専用ロゴ入りシートなどを装備した。

排気量1.6リットル直列4気筒エンジンと2モーターを組み合わせるハイブリッドシステム「フルハイブリッドE-TECH」は改良型とした。システム出力は従来の140psから143psに向上、燃費も0.2㎞/L向上の25.4㎞/L(WLTCモード)まで改善した。

安全面では、駐車支援システムで後退時に接近車両を検知し警報する「リアクロストラフィックアラート」を新たに装備した。

ボディーカラーは、グレー、青、白、オレンジの4色を設定。導入記念モデルとして赤を30台限定で販売する(5万9400円高)。

価格は399万円(消費税込み)。