全固体電池(写真赤丸部分)を搭載した産業用ロボット
スバルは18日、エンジンや変速機を生産する群馬製作所大泉工場(群馬県大泉町)の産業用ロボットに全固体電池を搭載し、試験運用を始めたと発表した。電池寿命が単純比較で従来の5~10倍に伸びるため、メンテナンスの手間や産業廃棄物の削減につながるとみる。
ロボットの動作などを記憶するメモリーのバックアップ電源として、マクセル製の全固体電池を搭載した電源モジュールを使い始めた。大泉工場では8月から9台のロボットに搭載している。一次電池は1~2年で交換が必要だが、全固体電池では10年以上、交換が不要になるという。
他工場への展開などは運用状況を踏まえて検討する。