トヨタ自動車系のプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(好田博昭社長、東京都中央区、PPES)は、電気自動車(EV)用の新型角形リチウムイオン電池の量産を始めたと発表した。トヨタ「bZ4X」のほか、レクサスの新型「RZ」、スバルの新型「ソルテラ」に搭載される。
姫路工場(兵庫県姫路市)に新ラインを増設し、今年1月から量産を始めた。新ラインの生産能力は年間約7ギガワット時。セル(単電池)サイズは従来品と同等だが、材料の充填率を高めたほか、電極や外装缶などの設計を変更し、エネルギー密度を高めた。
同社はトヨタが51%、パナソニックが49%を出資する車載用電池の合弁会社。2020年4月から操業を始めている。