ダイハツ工業は8日、6月5日に発売した新型「ムーヴ」の発売後1カ月の受注が約3万台に達したと発表した。月販目標(6千台)に対し5倍の水準だ。販売構成は、上級グレード「RS」「G」が7割を占める。RSは後席の両側、Gと量販モデルの「X」は左側がパワースライドドアを採用しており、前モデルのスイング式ドアに比べて乗降性を高めた点が同社の狙い通り評価されているようだ。
全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)によると、6月のムーヴの販売台数は1万2765台。軽全体でも4万7710台(前年同月比37.5%増)を売り、トップのスズキ(4万8118台)に約400台差に迫った。
ダイハツは今後も新型ムーヴで販売攻勢をかける。9月下旬には北海道、神奈川県、岐阜県、大阪府、福岡県の商業施設でムーヴの生誕30周年を記念したイベントを開く。歴代ムーヴを展示するほか、新型車を体感できる内容として拡販につなげる。