届くのは25年後?―。

 椿本チエインは、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンに出展する、着るロボット「T’ sエクソスケルトン(カラダ拡張スーツ)」の体験者が2万人を突破したと発表した。2万人目は6月24日に奈良県から来場した4人家族で、木村隆利社長=写真左=が記念品として公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみを贈呈した。

 カラダ拡張スーツは、新事業として推進する「パワーアシストスーツ」から着想を得たもの。展示ブースでは2050年の未来社会を想定し、「機械と人間の調和」をテーマに身体能力の拡張体験を提供する。

 体験者はVR(仮想現実)の世界で飛んだり、重量物を持ち上げたりといった動作を行い、収集されたデータを基に自分にぴったりの着るロボットの提案を受けられる。

 開幕以降、同社のブースの人気は高く、体験者からは「本当に空を飛んでいる気分だった」など、多くのコメントが寄せられたという。

(2025/7/4修正)