作動イメージ

 ウインカーで路面を照らして事故防止-。小糸製作所は、シグナルロードプロジェクション搭載ヘッドランプを開発し、トヨタ自動車の「カローラクロス」に採用されたと発表した。量産車への搭載としては国内初になるという。

 シグナルロードプロジェクションは、方向指示灯(ウインカー)の点灯に合わせて、路面にV字型のサインを投影する。これにより歩行者や周辺車両のドライバーに対して早期に自車の存在や動きを知らせる仕組みだ。

 今回開発したシステムは、1つのLEDと2つのレンズで構成し、シンプルかつコンパクトな設計とした。ヘッドランプ内部への搭載の自由度を高めるとともに、均一なサイン投影を実現した。

 見通しの悪い交差点などでの被視認性が高まるため、出合い頭の事故防止などに効果を発揮しそうだ。