ミネベアミツミは5月22日、芝浦電子への株式公開買い付け(TOB)で、買い付け期間を3日間延長すると発表した。
芝浦電子へのTOBでは、台湾電子部品大手の国巨(ヤゲオ)の手続きなどに疑義があるとミネベアミツミは提起している。芝浦電子が21日、株主の応募への立場を「中立」としたことを受けて、ミネベアミツミは「6200円というヤゲオの価格を重視して当否を判断することは時期尚早と考える」と指摘した。
また、芝浦電子ではヤゲオに対して、外国為替及び外国貿易法(外為法)や独占禁止法に関して質問している。ミネベアミツミは「ヤゲオから芝浦電子に対する具体的かつ十分な回答を踏まえて、(芝浦電子が)合理的な判断を行っていただけることを期待する」としている。