角田は移籍後初のドライブで6番手タイムを記録
走行初日から6万人のファンが駆けつけた
サーキット内のホンダブースには1965年のF1で優勝した「RA272」も展示された

F1(フォーミュラワン)世界選手権の第3戦、日本グランプリ(GP)が4月4日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開幕した。この日は練習走行が1時間ずつ、2度実施された。注目の角田裕毅選手(オラクル・レッドブル・レーシング)はチームメイトに次ぐ6番手を記録し、上々の滑り出しとなった。

金曜日にもかかわらず、この日は昨年比1万人増となる6万人の観衆がサーキットに駆けつけた。晴天に恵まれたものの、風速6メートルに達する強い風が吹きつけ、クラッシュするマシンもあった。

この日本GPから有力チームのレッドブル・レーシングに移籍した角田選手は、初めてステアリングを握ったマシンでも問題なく走行。1度目の走行時間で年間王者のチームメイトに次ぐ6番手のタイムを記録した。2度目はサーキット内の芝生が燃えるアクシデントが相次いで発生し、セッション中断により十分な走行時間を確保できなかった。

レッドブル・レーシングは今回、ホンダF1が1965年に初優勝したマシンをオマージュした特別塗装のマシンで参戦。ファンからの期待と注目を集めている。