スズキは3月21日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場(愛知県豊田市)で発生した爆発事故の影響で、軽自動車などを生産する湖西第2工場(静岡県湖西市)の一部と、小型車を生産する相良工場(静岡県牧之原市)の稼働を25日まで停止すると発表した。26日以降の稼働は、状況を見極めた上で判断するとしている。

湖西第2工場は10日から、相良工場は14日午後から稼働を止めている。湖西第2工場では軽と小型車を生産しており、「ワゴンR」「アルト」「アルトラパン」に影響が出ている。相良工場は小型車の「スイフト」「ソリオ」「クロスビー」を生産している。

中央発條の爆発事故は、藤岡工場(愛知県豊田市)第3工場で6日午前に発生。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。その後、安全が確認されたため、11日午後3時から被災したライン以外のすべてのラインで生産を再開。合わせて藤岡工場内で可能な代替生産を開始した。被災した生産ラインの復旧時期については未定としている。