トヨタ自動車は3月12日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場で発生した爆発事故の影響で稼働を止めていた高岡工場の2ライン中1ライン(生産車種:ハリアー、RAV4)と、豊田自動織機の長草工場(同RAV4)の全2ラインについて、部品供給にめどが立ったため、13日2直から稼働を再開すると明らかにした。
一方、15日まで稼働を停止しているダイハツ工業の京都工場(同プロボックス)1ラインについては、14日に17日1直以降の稼働を判断するとしている。
中央発條では6日午前8時頃、藤岡工場の第3工場内の冷間コイルラインの集塵機で爆発事故が発生した。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。
その後、設備点検と動作確認が完了し安全な状態が確認されたため、11日午後3時から被災したライン以外のすべてのラインで生産を再開した。藤岡工場内で代替生産が可能な製品については代替生産を開始しており、部品供給が滞って稼働を停止している納入先に対応するとしている。
(2025/3/12更新)