岐阜市に本社を置く有力スキャンツールメーカー・ツールプラネット(浅野一信社長)が、従来から高く評価されてきた技術力に加えて整備現場の高度化に追随し、整備業界での存在感をさらに高めている。
同社は2010年に初代モデルを発売して以来、スキャンツールの国産開発にこだわり、独自の製品群を発表してきた。浅野社長が掲げる「現場では何が必要なのか」という理念のもと、診断精度や操作性に加え、ADASエーミング機能の充実や診断支援アプリなど新たな領域への展開も加速させている。
整備業界が人手不足や技術継承難などの課題に直面する中、同社はスキャンツールの開発において“使いやすさ”を徹底し、整備現場の負担軽減と整備の質の底上げにつなげることを目指している。スキャンツール市場では海外製が主流で高価格帯の商品が中心となる中、同社のスキャンツールは導入しやすい価格帯であり高性能を実現している。国産メーカーとして非常に貴重な存在と言える。
とりわけ、国内の自動車、トラックメーカーの診断対応範囲は車種、機能ともに汎用機の中で上位クラスとされる。
さらにアクティブテストや作業サポートの機能実装でも高い評価を得ている。「日本の整備現場を支える道具をつくり続けたい」。浅野社長の言葉には、地域に根差した企業としての誇りと次代の整備業界を支えるとの使命感がにじむ。



