ダイハツ工業は3月17日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場(愛知県豊田市)で発生した爆発事故の影響で停止している滋賀第2工場(滋賀県竜王町)と京都工場(京都府大山崎町)、19日に停止予定の本社工場(大阪府池田市)について、20~21日は稼働とするが、24~25日は再び停止すると発表した。26日以降の稼働の判断時期は未定とする。
滋賀第2工場と京都工場は10日から稼働を止めている。滋賀第2工場では小型SUV「ロッキー/ライズ」、軽スーパーハイトワゴン「タント」など、京都工場では小型車「トール/ルーミー」、トヨタ自動車の受託生産車「プロボックス」など、本社工場では軽「コペン」を生産している。
中央発條では6日午前8時頃、藤岡工場の第3工場内の冷間コイルラインの集塵機で爆発事故が発生。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。
その後、設備点検と動作確認が完了し安全な状態が確認されたため、11日午後3時から被災したライン以外のすべてのラインで生産を再開した。合わせて藤岡工場内で可能な代替生産に対応しており、部品供給が滞って稼働を停止している納入先に対応するとしている。