三菱ふそうトラック・バスは18日、親会社のダイムラートラックの2024年通期売上高が前年比3%減の541億ユーロ(約8兆8千億円)、調整後EBIT(利払前・税引前利益)は15%減の46億6700万ユーロ(約7600億円)と減収減益だったと発表した。
三菱ふそうを含むトラックアジア事業部門の調整済みEBITは同68%減の1億600万ユーロ(約173億円)と大幅減益だった。同社は「特に中国で北汽福田汽車(FOTON)との合弁会社における減損処理が大きく影響した」としている。ダイムラートラックは昨年7月、合弁会社の業績低迷により、同社株式の帳簿価額を減損処理すると発表していた。
三菱ふそうブランドはインドネシア市場でシェア38.1%と首位を守ったほか、日本でも大型トラック「スーパーグレート」の最新モデルが好評という。
ダイムラートラックの24年の世界販売は46万409台だった。25年は46万~48万台を見込んでいる。
(2025/3/25 修正)