従来、卸売りしていた車両も対象にする
フォルクスワーゲン(VW)とアウディの正規販売店を運営するアウディフォルクスワーゲンリテールジャパン(AVRJ、イヴァイエロ・プレフ社長、東京都世田谷区)は17日、オンライン中古車販売サービス「アウトレットカーズ」を始めたと発表した。対象車種は販売店の下取り車のうち、認定中古車に該当せず、事故修復歴のない車両。傷やへこみの補修を目立つもののみに限定することで、価格を抑えた。VWとアウディ以外のモデルも取り扱う。商品構成を広げることで、中古車の販売力を強化する狙いだ。
アウトレットカーズは、欧州で使用されている中古車ブランド。国内導入は初という。取り扱い車両を集めた展示場も横浜市都筑区に開設。実車を確認できる環境も整えた。同社では従来、認定基準に満たない下取り車や買い取り車は卸売りや、中古車オークション(AA)に出品していた。こうした車両も自前で販売できるようにすることで、ビジネスチャンスの拡大につなげる。
同社は欧州を中心にディーラー事業を手掛けるポルシェホールディング傘下のPAIGジャパンオートモービルインベストメント(同、同)の子会社。アウディジャパン販売とフォルクスワーゲンジャパン販売が合併し、1月に発足した。