フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、「ゴルフR」と「ゴルフRヴァリアント」をマイナーチェンジして1月下旬以降に発売すると発表した。内外装をアップデートしたほか、エンジン出力の強化や高度な電子制御シャシーで走行性能を高めた。

エクステリアは、新デザインのLEDヘッドライトやイルミネーション付きVWエンブレム、リアコンビネーションランプ、新形状のバンパーやベンチレーショングリルを装備した。また、オプションで1本あたり8kgの19インチアルミホイールを設定した。

インテリアは、タッチ式スイッチや大型パドルシフトを備えたステアリングホイールや、中央に回転計を配置した専用デザインのデジタルメータークラスターなどで通常モデルと差別化した。シートは、ブラック/ブルーのR専用デザインのマイクロフリースシートをベースとしたヘッドレスト一体化のスポーツシートを装備。上位グレード「R Advance」は、シート側面部分にカーボン調エレメントを配置したナッパレザーシートを装備した。

エンジン出力は、セッティング変更で従来比10kW増となる245kWを発生。排気側に2段階バルブリフト量可変機構を備えたほか、クーラント制御の電子制御化、内部損失の低減などでパフォーマンスを高めた。時速0-100kmの加速タイムは4.6秒(欧州仕様計測値)。

価格は、ゴルフRが704万9000~749万9000円、ゴルフRヴァリアントが712万9000~757万9000円(消費税込み)。