フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、ハッチバック「ゴルフ」とステーションワゴン「ゴルフヴァリアント」をマイナーチェンジして発売したと発表した。新たなインフォテインメントシステムを導入したほか、ヘッドライトの刷新や新デザインのバンパー、イルミネーション付きエンブレムを採用してエクステリアデザインを磨いた。

インフォテインメントシステム「MIB4」は音声操作機能「IDAボイスアシスタント」を搭載し、インフォテインメントやエアコンなどの音声操作を可能にした。タッチディスプレーには12.9インチの大画面を採用したほか、ディスプレー下部にバックライト付きタッチスライダーバーの設置で夜間のエアコン温度設定や音量設定の操作性を改善させた。

パワートレインは、排気量1.5リットルの直列4気筒ガソリンエンジンと、2リットル直列4気筒ディーゼルエンジンを用意。ガソリンは2種類(最高出力85kWと110kW)を設定し、48Vマイルドハイブリッドシステムと組み合わせた。ディーゼルエンジンにはデュアルAdBlue噴射機構「ツインドージングシステム」を備えた。また、ゴルフGTIは最高出力を従来比15kW向上させた2リットル直4ガソリンエンジンを搭載した。

グレード展開は、ハッチバックがGTIを含む9グレード、ヴァリアントが8グレード。「Active Advance」とテクノロジーパッケージ装着車には、ハイビームの照射距離を500mに拡大した「IQ.LIGHT」を設定し、夜間走行時の安全性を高めた。

価格は、ゴルフが349万9000~549万8000円、ゴルフヴァリアントが363万9000~485万6000円(消費税込み)。