世界初公開の新型EV「C-HR+」
トヨタ自動車は12日、欧州市場で電気自動車(EV)のラインアップを拡充すると発表した。トヨタブランドは2026年までに6車種、レクサスブランドは25年に3車種を投入するなど、欧州における両ブランドのEV数を14車種に増やす。トヨタは、欧州で新車販売に占めるEV比率を26年に20%、年間販売で25万台規模にする方針を23年暮れに発表している。
ベルギー・ブリュッセルで開いた事業説明会で明らかにした。トヨタブランドでは「bZ4X」「アーバンクルーザー」「C―HR+(プラス)」、レクサスでは「RZ」を25年中に発売する。欧州市場の主戦場となる小・中型SUVマーケットでの商品競争力を強化する。
C―HR+は、世界初公開の新型EV。欧州のCセグメントSUV市場に攻勢をかける中核モデルと位置付ける。バッテリー容量57.7キロワット時の仕様と、航続距離を伸ばした77キロワット時の2種類を用意。前輪駆動と全輪駆動タイプを設定した。