キャンピングカーを手掛けるケイワークス(黒田功社長、愛知県豊橋市)が、東京地方裁判所に破産を申請したことが分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は約17億7600万円(2023年12月期決算時点)。ベース車がメーカーの認証不正問題の影響で生産停止となり、納車が遅れたことで資金繰りが悪化した可能性がある。
同社は1998年に創業。2009年ごろよりキャンピングカーの製造を開始し、ここ数年のアウトドアブームも後押しして22年12月期の売上高は約19億1千万円を計上していた。
破産の申請は25年3月3日。この直前の2月25日、同社は豊橋市との間で、災害発生時にキャンピングカーなどを提供する連携協定を結んでいた。市の担当者は「今はまだ連絡が取れておらず、今後については検討中だ」としている。