トヨタ自動車は2月7日、商用車「ハイエースバン」に特別仕様車「スーパーGLダークプライムS」を設定し、発売した。現行型の「200系」の発売20周年を記念したもので、排気量2.8リットルのディーゼルエンジンを高出力化したほか、専用ショックアブソーバーを採用するなど走行性能を高めた。

2.8リットルディーゼルエンジン「1GD-FTV」は、最高出力をベース車比7馬力アップの158馬力に、最大トルクを同30Nmアップの330Nmに高めた。加えて、専用ショックアブソーバーの採用により、空車状態でも乗り心地良く、しなやかな乗り味を目指した。

外装では、クリアスモーク加飾のLEDヘッドランプをはじめ、プラチナサテンメッキのフロントグリルやバックドアガーニッシュを採用した。内装では、ステアリングやインストルメントパネル、ドアトリムの一部にカーボン調の加飾を施したほか、ダークシルバー加飾を随所に用いることで、スポーティーな雰囲気で統一した。フロントシートには専用ロゴ入りのカーボン柄の新表皮を採用し、特別感を演出した。

また、「モデリスタ」ブランドのエアロパーツ「バージョンI」「バージョンII」のデザインを刷新。フロントスポイラーとリヤスカートに新たな意匠を採用した。合わせて「TRD」ブランドの用品は「GRパーツ」ブランドに変更した。

ボディーカラーは、ホワイトパールとブラックの2色を用意した。

特別仕様車を含むハイエースバンの月間販売目標は6000台。

価格はベース車比42万4500円高の、420万円(消費税込み)。