日野自動車は6日、自動運転車を使った舗装の耐久試験を大成建設グループの大成ロテック(加賀田健司社長、東京都新宿区)と始めると発表した。ドライバーがいないレベル4(特定条件下における完全自動運転)相当の車両を5台同時に走らせ、舗装が疲労破壊するまでに通過する「輪数」を評価する。試験を通じ、舗装の耐久性予測技術や自動運転技術の確立を目指す。

 大成ロテックが昨年12月、福島県田村市に開設した研究施設の「舗装評価路」で実施する。1周909メートルのコースを自動運転車が24時間走り続けることで、舗装の耐久性を効率良く評価する。

 日野の大型トラック「プロフィア」がベースの自動運転車両が、時速40キロメートルで無人走行する。すでに走行テストを始めており、夏頃には5台体制とする。