スズキは2月3日、ジムニーの5ドア仕様「ジムニーノマド」の受注を一時停止すると発表した。月販1200台を目標としていたが、すでに約5万台の受注を受けているため。受注再開の時期は未定で、決まり次第、同社ウェブサイトで知らせる。受注の一時停止は同社で初めて。
ノマドは登録車「ジムニーシエラ」を5ドア化したモデルで、1月30日に受注を開始し、4月3日に発売する。インド・グルガオン工場で生産する。すでにインドや中南米、中近東など100カ国で発売されている。
今回の受注停止により、予定していた全国のショッピングモールでの先行展示会やイベントでの展示も中止する。展示会の再開時期なども未定。同社は「早期に受注再開できるように全社を挙げて取り組む」とした。
湖西工場(静岡県湖西市)で生産する軽自動車「ジムニー」と登録車「ジムニーシエラ」の販売は継続している。ノマドと同じくインド生産車の「フロンクス」にも影響はない。