「N360」(手前)と「CR72ドリームレーシング」などのレース車(奥)
ホンダ初の3ナンバー旗艦車「レジェンド」
「NSX」
ミニバンブームの先駆けとなった「オデッセイ」
ヒト型ロボット「アシモ」
F1マシンも展示
初代「フィット」

 大改装したホンダコレクションホール(栃木県茂木町)の「創業から1970年前後の展示」コーナーでは、ホンダ創業の2年前に生み出された自転車用の補助エンジンや、1960年代に活躍した二輪レース車、同社初の本格的な量産乗用車「N360」を紹介する。展示閲覧のスタート地点となる場所でホンダの〝原点〟が来場者を出迎える。

 「1970年前後から1985年前後の展示」には、フォーミュラ・ワン(F1)で活躍したレーシングカーが置かれる。「1985年前後から2000年前後」のコーナーには、初代「レジェンド」や「NSX」など、高級車に参入した当時の同社を代表するモデルが紹介されている。

 最後の展示コーナーとなる「2000年代以降」では、ヒト型ロボット「アシモ」や「ホンダジェット」といった、自動車メーカーの枠を超えたものづくりへのチャレンジを知ることができる。

 これらの常設展示に加えて随時、企画展も実施する。常設展示では紹介しきれない製品を展示するもので、6月30日まではリニューアル記念として二輪車の「CBヒストリーパート1」を開催。ホンダ車だけでなく、他社製品も展示し、二輪車の変遷と文化を俯瞰できるようにした。

 二輪車、四輪車の雑誌を読める「ライブラリー&デザインギャラリー」も新設した。休憩やワークショップの開催スペースとしても活用する。

 ホンダコレクションホール 開館時間=午前10時~午後4時30分(季節により変更あり)。モビリティリゾートもてぎの入場料のみで入館できる。

(織部 泰)