東急、東急バス、京浜急行バスは、5月28日から6月3日まで、共同で小型バスによる自動運転の実証実験を実施すると発表した。複数エリアで運行する自動運転車を同時に遠隔監視し、各エリアで共通する課題やニーズを検証するとともに、個別の課題についても検証・解決を図る。

 実証実験では東急バスが虹ヶ丘・すすき野エリア(川崎市・横浜市)、京急バスが能見台エリア(横浜市)で自動運転システムを搭載した小型バスを運行する。運賃は無料。

 実証実験では、京急グループの本社ビルに遠隔監視するコントロールセンターを設置し、オペレーター1人が2台の自動運転バスの運行を監視・管理。一部交差点で、信号機と自動運転システムが連携して走行する。運転席には乗務員が乗車して、自動運転レベル2(高度な先進運転支援システム)で運行する。

 運転手不足が深刻化する中でも、地域の移動ニーズに対応するため、複数エリアで自動運転バスを安全、効率的に運行する手法を検証する。