欧州自動車工業会(ACEA)による2月の主要18カ国の乗用車新車販売は、前年同月比10・2%増の99万5059台となり、2カ月連続で増加した。電動車はすべてのパワートレインが前年同月実績を上回った。特にハイブリッド車(HV)が好調で、増加率ではトップだった。電気自動車(EV)も同1割増えたが、国によってばらつきがみられた。

 パワートレイン別にみると、EVが13万1223台(同10・3%増)だった。最大市場のドイツは補助金が昨年12月に打ち切られ、EV販売は同15・4%減となった。フランスや英国などは前年実績を上回った。EV以外のパワートレインは、プラグインハイブリッド車(PHV)が7万2376台(同12・0%増)、HVが28万7394台(同24・2%増)だった。

 一方、内燃機関車は、ガソリン車が35万4776台(同5・9%増)、ディーゼルエンジン車が11万9428台(同5・1%減)だった。

 日本メーカーは、マツダを除き、トヨタ自動車、日産自動車、スズキ、三菱自動車、ホンダの5社が前年同月を上回った。