産業のすそ野が広い自動車業界の賃上げに再び世間の関心が高まる

2024年春闘で、自動車メーカーの労組は物価上昇と人材確保に向けて過去にない高水準の賃上げを経営側に求める。半導体不足の解消や円安の追い風などもあり、自動車各社の業績は好調だが、電動化対応などに多額の投資が求められるため、固定費の膨張は避けたいところ。労組側の要求に応えつつ、日本事業の競争力を強化するという難しいかじ取りを経営側は迫られそうだ。春…