日野自動車が1日発表した2023年4~12月期決算は、認証不正に伴う費用計上などにより、最終損益が102億円の損失となった。売上高は2年連続で増加したものの、原材料費の上昇、海外での販売台数の減少で営業利益も前年同期比81.8%の大幅な減少となった。
国内認証関連の損失として200億円、北米の認証関連の損失として347億円をそれぞれ計上した。世界販売台数は前年同期比8.6%減の9万9941台。国内は2万6012台と同1.4%の増加となったものの、海外は主にアジアが減少し、同11.7%減の7万3929台と落ち込んだ。営業利益は国内販売の増加が増益要因になった一方、原材料費の上昇が372億円の減益要因となった。