インドネシア進出でグローバルシェア拡大を図る(写真左はアジア太平洋地域の販売部門を担当する劉学亮ゼネラルマネ―ジャー)
BYDはインドネシア市場に参入すると発表した。電気自動車(EV)「アット3」など3車種を発売する。1月中に7カ所、年内には主要都市中心に50カ所の販売ネットワークも整える。
18日にインドネシアのジャカルタで開いた説明会で詳細を公表した。発売する車両はアット3と小型車「ドルフィン」、セダン「シール」の合わせて3車種。価格は今後、発表する。
同社はインドネシアに工場を建設する計画も持つ。投資額は13億㌦(約1927億円)で生産能力は年間15万台になる見込みだ。
インドネシアでは、EVの国産化を推進するため自動車メーカーに対し税優遇などの措置を取る。バッテリーなどのEV部品で2026年まで国産化比率を40%とすることやEV生産拠点の建設などが条件だ。すでに、韓国のヒョンデや、中国の上汽通用五菱汽車集団(ウーリン)などがEVを現地生産している。