日産自動車は、スマートフォン(スマホ)のメッセージアプリを運転中に音声で操作できる新しいサービス「日産メッセージパーク」の提供を開始したと発表した。スマホに届いたメッセージの読み上げのほか、音声操作で返信内容の作成や送信ができるようになる。対応アプリは「ライン」や「メッセンジャー」など8種類。複数のメッセージアプリを車内で音声操作できるようにするのは国内自動車メーカーで初という。

 スマホにメッセージが届くとまず車載ナビゲーション画面上のポップアップや音で受信を知らせる。読み上げや音声操作のほか、メッセージの送り主の位置情報をそのまま目的地に設定することも可能だ。コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」の会員は無料で利用できる。

 現在は「アンドロイドオート」および「グーグルアシスタント」のみに対応しているが、2024年4月以降には「アップルカープレイ」にも対応する。対象のメッセージアプリはライン、メッセンジャーのほか、「ワッツアップ」「スラック」「スカイプ」「テレグラム」「シグナル」「バイバー」で今後も順次拡充する。