タイヤ開発は相反条件をバランスさせる歴史だ

路面状態などに応じて性能が変わるタイヤの開発をタイヤメーカー各社が進めている。横浜ゴムはタイヤ内部に網目状の構造体を組み込み、サスペンションのように剛性を変化させる技術を構想中だ。住友ゴム工業は、濡れた路面や氷上で柔らかくなる新素材を用いた「アクティブトレッド」技術を2024年に実用化する。グリップ(摩擦)力と転がり抵抗、乗り心地と操縦安定性など…