日産自動車は25日、小型トラック「アトラス」を全面改良したと発表した。いすゞ自動車からOEM(相手先ブランドによる生産)調達するもので、最大積載量2~4・6㌧の二輪駆動(2WD)車は10月27日に発売する。新型車は車線逸脱警報や緊急自動ブレーキを標準装備した。オプションで「ドライバー異常時対応システム」(EDSS)もそろえるなど、先進運転支援システム(ADAS)を充実した。一方、ベース車のいすゞ「エルフ」にある電気自動車(EV)は、設定しなかった。販売目標は、非開示。

 新型アトラスは、キャビンの構造などを一新。可変配光型のLEDヘッドライトを採用するなど、使い勝手や視認性を高めた。日産はいすゞと2019年に小型トラックのOEM供給で合意していた。

 価格は積載量2㌧の標準キャブ、2WDの手動変速機(MT)車で601万7千円(消費税込み)など。