大型EVトラクター「RC8」

 パナソニックエナジー(只信一生社長、大阪府守口市)は20日、ノルウェーのヘキサゴンプルスと日野自動車が共同開発し、米国で売り出す「クラス8」(車両総重量16.5㌧超)の大型電気自動車(EV)トラクター向けにリチウムイオン電池の供給を開始したと発表した。商用車でパナソニックエナジーの電池が搭載されるのは初めて。

 「Tern」ブランドで展開する大型EVトラクター「RC8」に供給する。日野のトラクターシャシーにヘキサゴンプルスのEVコンポーネンツを組み込んだ。当面はパナソニックエナジーの国内拠点で生産して供給するが、2026年以降は米カンザス州に建設中の新工場からの供給に切り替える。