直轄国道沿いに立地するビッグモーター(和泉伸二社長、東京都港区)店舗前の街路樹に枯死の発生が確認された件について、国土交通省は13日、地方整備局などの調査結果から10店舗のうち8店舗で除草剤成分が検出されたと発表した。各店舗が立地している所轄の警察署に被害届を提出する。国で適切に現状回復を行い、原因者が特定された店舗から順次、損害賠償などを請求する予定だ。
枯死した街路樹から除草剤成分が検出された店舗は、福井店(福井市)、越前店(福井県越前市)、松本店(長野県松本市)、高松国分寺店(香川県高松市)、平井店(愛媛県松山市)、松前店(同伊予市)、飯塚店(福岡県飯塚市)、多良見店(長崎県諫早市)。このうち5店舗は、12日までに同社から除草剤を使用したなどの連絡があった。
また、調査後に追加で街路樹の枯死の発生が確認された宇部店(山口県宇部市)からも除草剤成分が検出された。