三菱自動車は、ピックアップトラック「トライトン」を全面改良し、7月26日にタイで公開する。日本にも輸入して2023年度内に発売する予定だ。トライトンは東南アジアでの主力モデルだが、トヨタ「ハイラックス」やいすゞ「D―MAX」などとの競争が厳しい。全面改良を機にシェア拡大を目指す。

 6代目となる新型トライトンは「ビーストモード」をデザインコンセプトに開発した。車体を大型化するとともに水平基調で力強いスタイリングを実現。デイタイムランニングランプやヘッドライトの形状などで存在感の強いデザインに仕上げた。

 06年から日本でも販売していたが、約5年間の国内累計販売台数は約2千台にとどまり、11年に販売を打ち切った。新型車を日本市場のラインアップ拡充にも活用して、国内でのブランド力強化につなげる。