17日に会合会場の志摩観光ホテルで行われたフォトセッション

G7(先進7カ国)三重・伊勢志摩交通大臣会合が6月16日、三重県志摩市で開幕した。各国の交通担当相や欧州連合(EU)の交通担当委員らが出席し、各国の交通部門が直面している気候変動や高齢化など社会的課題の解決に向けた交通政策のあり方を議論する。自動運転や水素技術など、日本の技術革新や先進的な取り組みを世界に発信するのも狙い。志摩観光ホテルを会合の会場に18日まで行われる。

今回の会合では、G7交通大臣会合としては初めて、「バリアフリー化の推進」、「地方などでの移動手段の確保」、「交通分野での脱炭素化」を主要な議題として取り上げる予定だ。17日の会合などにはウクライナ副首相も出席する。

斉藤鉄夫国土交通相と同会合の出席国・地域の交通担当相らとのバイ(二国間)会談も順次予定されており、15日に日・カナダ、16日に日・英国、日・米国、日・EUのバイ会談が開催された。英国のマーク・ハーパー運輸相との会談では、自動車分野における脱炭素化などについて意見交換を行った。