三菱自動車は、仏ルノーからOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受け、小型車「コルト」を10月から欧州で販売すると発表した。欧州では9年ぶりの復活となる。ベース車は「ルーテシア」(欧州名クリオ)で、ルノーのブルサ工場(トルコ)で生産する。

 ハイブリッド車(HV)とガソリンエンジンモデルを設定する。三菱自のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を取り入れ、力強さとスポーティーさを表現した。

 三菱自は1962年に「コルト600」を投入して以降、国内外でコルトを販売してきた。欧州では78年~2014年までに120万台以上を販売した。同社は、3月から仏ルノー車ベースの小型SUV「ASX」を販売しており、コルトは2車種のOEM車となる。