ダイハツ工業は31日、認証申請の不正行為を受けて「品質統括本部」を6月1日付で新設すると発表した。同じ開発部門で性能開発・評価・認証が行われていたため、開発部門と認証部門を分離させる。品質に関するマネジメント機能の体制も強化する。本部長には星加宏昌代表取締役副社長が就く。

 従来、くるま開発本部にあった法規認証室(新型車を型式申請する際に法規に適合しているか確認して申請する部署)と営業CS本部にあった品質保証部(開発中の車両や既販車の品質を確認する部署)の2部署を新設する品質統括本部に移管し、客観性を持たせる。開発と認証を明確に分ける。

 また、くるま開発本部の車両性能開発部も開発機能と評価機能を分け、「車両性能開発部」と「車両性能評価部」の2部体制に変更する