明電舎に入社後、経理畑を長く歩いた。沼津工場の経理部門に所属していた当時、「机で経理の仕事をしているだけではだめだ。時間を見つけて現場に足を運べ」と上司に言われる。数字を追うだけでなく、ものづくりの現場の空気を肌で感じた経験が「自分の原点だ」と振り返る。経営企画部時代の上司は三井田健現社長だった。創業120周年に向けた中期経営計画の策定やグリーン…