明電舎は12日、井上晃夫専務執行役員(58)が6月28日付けで社長に就任すると発表した。三井田健社長(67)は代表権を持つ会長に就く。
井上次期社長は主に経理畑を歩み、経営企画部では中期経営計画の策定などに携わった。12日に開いた会見では「電気自動車事業は成長領域の一つ。モーターで長年培ってきた技術で勝負していく」と抱負を語った。
約5年間社長を務めた三井田社長は「事業変革には大きなエネルギーが必要になる。若い力で大胆な改革を遂行して欲しい」と井上新体制に期待を寄せた。
プロフィル いのうえ・あきお 福岡大学経済学部経済学科卒、1987年4月明電舎入社。15年執行役員経営企画部長、20年常務執行役員、22年専務執行役員などを経て6月から社長(予定)。1964年9月生まれ、58歳。山口県出身。