ZFは、小型商用車向け電動ドライブ「CeTrax lite(セトラックス・ライト)」の量産を開始したと発表した。いすゞ自動車の電気トラック(EVトラック)「エルフ EV」に初搭載されたほか、米国などからも受注しているという。

 静粛性と走行中の「排出ガスゼロ」が求められる都市部や「ラストワンマイル」の貨物輸送を想定し、車両総重量で最大7.5トンの小型商用車用に設計した。モーターと1速トランスミッション、パワーエレクトロニクスをコンパクトに統合し、約120キログラムの軽量設計を実現した。ピーク時の出力は150キロワット、トルクは1500ニュートンメートルとしている。

 同社は製品について「当社の『次世代モビリティ』戦略における重要なマイルストーンだ」としている。