ダイハツ工業は11日、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)と電気自動車(EV)用電池の調達及び技術協力に関する覚書(MOU)を交わしたと発表した。

 ダイハツは2025年までに軽自動車のEVを発売し、30年までに国内の新車販売全てをハイブリッド車(HV)を含む電動車にする方針。電池の調達体制を整え、電動化を進める。

 電池調達に加え、モジュールをなくし、セル(単電池)のままパックにする「セルtoパック」や、バッテリーマネジメントシステム(BMS)の開発にも取り組む。国内向けのほか、東南アジア向けモデルへの採用も視野に入れる。調達規模や搭載車種は明らかにしていないが、25年までに投入するEVの一部にCATLの電池を採用するとみられる。