スズキは28日、インド・グジャラート州の国際会議場で建設を予定している電池工場と四輪車工場の定礎式を実施したと発表した。スズキのインド事業40周年を記念した式典の中で行われた。スズキはグジャラート州に電気自動車(EV)向け車載電池工場を、ハリヤナ州に四輪車工場を建設する。式典にはインドのモディ首相やグジャラート州のパテル首相らが出席した。スズキ側からは鈴木俊宏社長のほか、鈴木修相談役、マルチ・スズキの幹部らが参加した。ハリヤナ州カルコダの建設予定地からは同州のカッタール首相、マルチ・スズキの鮎川堅一副会長がオンラインで参加した。

 定礎式を行った2工場は、約730億ルピーを投資するEV向け車載電池工場が2026年から、約1100億ルピーを投資するカルコダ四輪工場が25年からの稼働を目指している。カルコダ四輪工場の生産能力は初年度25万台としている。